DA18-55mmF3.5-5.6AL
WR & DA100mm F2.8 macro WR |
対
ライバルカメラ |
K-7を買う前まで使っていたNIKON D60はなかなか写りのいいカメラだったが、そのうちにたくさんの新製品が登場してきて「もう時代遅れ感」が高まってきた。買い替えを検討したけど、ニコンもキヤノンもデカすぎるし、宣伝量の多いビックメーカーをありがたがるのはカッコワルイ。
フォーサーズは高感度画質に不安がある。そうするとペンタックスしか残らない。そこにK-7が発売された。
この値段で防滴・防塵なんてほかにない。海での撮影があるぼくには持ってこいだ。 レンズにブレ補正を乗っけるよりもボディ側でやった方がいいのは間違いないし、なによりK20Dのカタログに載っていたスペインの町の描写がものすごかった。フォビオン並みのキレ味だ。このレンズを使いたいっ!
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ボディ |
k-7のボディには、αなんかじゃ逆立ちしても適わない精密感が溢れている。これはフィルム時代の金属カメラの質感である。昔使っていたポルシェデザインのCONTAX-RTSを思い出した。携帯性もギリで合格だ。
ハイパープログラムもすごく使いやすい。なんでよそのメーカーは従来通りの方法にこだわっているのだろうか。 |
フォーカス |
速い速い。高速連射なんかしないけど、動作は思いっきり機敏である。アサヒカメラの診断室ではピントが外れるなんて書いてあったけど、全然OKじゃん。 |
困ったこと |
入門機のニコンD60でどうしても許せなかったのが、頻繁にモニターが消えてしまうことだ。設定画面を確認しようとするたびに、消えた画面を起こすためのシャッター半押しが必要になる。連続して使うときはいいけど、少し間があくとこれだ。なんて面倒なカメラなんだっ!
背面のモニター以外に、上にも液晶が付いている中級機ならこんなことはないはず。そう思って買ったK-7だったが、やっぱダメだった。
各種設定を表示する画面を「ステータス画面」という。表示時間は30秒固定である。イジリようがないのだ。
写真を撮影して、確認するためにモニターに表示される時間は1秒から5秒まで3段階に調整できる。これを「クイックビュー」と呼ぶ。が、しかーし、このクイックビューを表示させると、1~5秒後に切れた段階でステータス画面も切れてしまうのだ。
シャッターを押す
↓
一瞬の間
↓
撮れた画像が3秒間表示される
↓
ステータス画面が約2秒間表示される
↓
モニターが消える
次のカットを撮ろうとしたら、もう画面が消えている。設定を確認するためにはもう一度シャッターボタンを半押しするしかない。たった5秒で一から出直しである。
ではクイックビューを表示させなければステータス画面はちゃんと30秒間表示されるんじゃないか?。そう思って試してみたけどやっぱすぐに切れてしまう。 ダメじゃん・・・・。
ペンタックスに電話して、この症状を伝えたら、それはイケマセンねという感じで色々と調べてくれた。その場では判断できないので社内でちゃんと確認してから折り返しで電話をくれると言う。
その結果は、
「故障ではありません。そういう設定になっています。なにかボタンを押せばその段階からちゃんと30秒間表示されます」
わし:「なんでそんなバカなことをする?30秒固定ではなかったのか!?」
PEN:「誰からも苦情がこないからこれでいいんです」
あれ?もしかしたらどのメーカーも同じなの?
ぼくは物撮りが多い。三脚を据え、ピントを合わせてシャッターを切る。クイックビューで結果を見て、露出を変えようとしたらもう画面が消えている。1枚撮影するたびにモニターを表示させる手間が必要になるのだ。これをカメラメーカーの人は面倒だと思わないのか?
カメラ上面の液晶でもシャッタースピードや絞りは見ることができるが、これもすらも常時ONではない。
撮れた画像を確認するのは背面モニターである。カメラの姿勢も、カメラマンの視線もそのままで設定を確認する方がスムーズなのだ。カラーだし表示が大きくて見やすいからね。上面液晶は晴天の屋外で、モニターが見えないときの緊急避難的な使い方しかない。
しかし、せめてこの上面液晶だけでも、電源が入っている間は照明付きのまま表示させるべきである。照明用LEDの消費電力なんてたかが知れている。
手持ち撮影でも不便さは変わりない。1枚撮って、2枚目まで5秒以上あけばモニターは真っ暗になる。上面液晶も消えている。カメラを被写体に向けてシャッターを半押し、ピントを合わせない限り、設定画面を確認することはできない。ただ露出を変えたいだけなのに、こんな手間が必要なのではシャッターチャンスを逃してしまう。
645Dはスタジオユースも多いだろう。ストロボが安定するだけでも5秒くらいかかるのだから、次のシャッターを切るときに設定画面が消えているのでは使えない。たのむ!この不便を解決しておくれ!
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肝心の写りぐあい |
K-7はCCDではなくてCMOSである。
そのせいなのかどうか、以前使っていたニコンD60(CCD)と写りの印象がずいぶん違う。レンズを新製品のDFA-100mm F2.8
MACRO WRに換えてみたらシャープネスは申し分なくなった。でもたしかにキレはスゴイのだけど、画素がなにか荒れた感じだ。これはモニター上で1600%で見るから気になるのであって、慣れれば問題ないのかしら?
新しいカメラを買って気がついたのは、合焦スピードとか連写とか、操作性にかかわる部分は画質には影響しないってことだ。もちろん撮れなかったはずの写真を撮れるようになったメリットは大きい。でも、やはり「写真はレンズとフィルムで決まる」。デジタルになった今でもまさにその通りだと思う。 |
レンズ |
安いキットレンズのくせにWR(簡易防水)だ!簡易とはいえ高級な★スターレンズと同じ仕組みで、違うのはO-リングの材質だけだからペンタックスはエライ。AFから切り替えなしでMFできるのもエライ。
しかしキットレンズの描写力では物足りない。重い三脚を据えても、絞り込んでも思ったほどの性能は出ない。スナップなら使えるけどブツドリは単焦点でなければ無理なのだ。
ズームレンズには15群21枚なんてレンズ構成があるが、もうそれだけでキレがないことが判る。光は波長によって屈折角度が違うから1枚でもレンズを通れば必ず収差が発生する。それが21倍にもなるのだ。
それで、ブツドリは単焦点のシグマ30mmf1.4に替えたら、俄然スルドイ画質になった。ネットでは賛否両論あるけどいいレンズだ。 |
書き込み時間 |
D60のときから使っているサンディスクのウルトラⅡでは性能不足かと思ってクラス10のエクストリームを買ってきた。これでぜ~んぜん問題ない。
でも、フト気になって古いウルトラⅡの性能を調べてみたらなんとクラス10と同じスピードだったのだ。前回、ウルトラⅡをタダでサービスしてくれたビックカメラのお姉ちゃんがいい人だったのだ。
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ブレ防止 |
問題ない。ハッセル用のプラナー80mmを使ってもSRが効く。もしブレ防止の効果を見たければライブビューにすればいいのだ。ヨィーンヨィーンと動くのが確認できる。欲を言えば三脚を使うときにSRをOFFにする作業がちょっと面倒なくらいだけど、これはユーザー設定にすれば済むことだ。 |
電 池 |
感動するくらい長持ち。ただ表示が2/3になってから1/3になるのが速すぎる。もうすこしゆとりが欲しい。 |
価格
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ビッグカメラではキットレンズ付きで\144,800の13%ポイントバックだから実質\125,970。
それがキタムラでは\105,700だ。2万円も安くてネットでの底値に近いじゃん。しかも買い替え応援セールで、どんなカメラでも持っていけば\8,000値引きしてくれる。
さらに、
下取りD60がキットレンズ込み \20,000
下取りタムロン18-270mmVCが\21,500
2008年7月に買ったD60キットと新品のタムロンを放りだして\56,200支払ったけど、キャッシュバックがあったので実質\46,200だ。計算すると月間2,800円の使用料ってことになるのかな?
で、もし後継機のネーミングがk-9だと読みはケーナイン。CANAINEとは英語で犬のことだよ。 |
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