真勢流本筮易 予習編
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このHPで筮竹を使った本物の易ができるようになります。本筮易は古式の方法ですから、易本来の手間がかかりますが、それだけに的中率の高い占術です。 |
八卦の基本
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すべての基本は以下の6組の基卦にある。基卦は3つの陰または陽の組み合わせからできており、次の八種類がある。これらが俗にいう八卦の正体である。
乾(けん) 兌(だ) 離(り) 震(しん) 巽(そん) 坎(かん) 艮(ごん) 坤(こん)
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江戸から明治の後半までは、上図の本卦のように(沢山咸)が易者のシンボルマークとして使われていた。この卦の形は若い男女(沢=女性
山=男性)を表していて、恋愛・結婚の象徴でもある。易は昔から恋愛トラブル解決のスペシャリストだったらしい。
最初に、算木を上図のように並べておく。天と地の2種類だけなので覚えやすい。この算木に、筮竹でだした陰陽(、)のサインを、左手前(地文の下)から順に算木に写していくと
や など、3桁で構成された基本の卦が得られる。これを基卦といい、意味は上の「八卦の基本」で示した。 本卦の合計6本の陰陽は3組の爻卦を構成する6つの基卦から導かれる。6つの基卦=18個の陰陽を得るのに筮竹を使うが、あとの卦は自動的に算出される。之卦(しけ)は本卦に(坤)か(乾)がある場合にだけ、本卦とは違ったものがあらわれる。 いくつかの爻卦は、事態の進み具合によって意味に二面性が発生する。吉と凶、どちらにとるかはひとつの爻卦だけでは分からない。現実の状況と、卦面全体の雰囲気を照合して判断していく。
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本筮易では上図のように9組の爻卦から判断する。こみいった問題のときには之卦からも主爻・互卦・伏卦を出すことがある。いかにも複雑そうで尻込みしそうになるが、略筮のほうが単純すぎて判断しにくい。よほどの問題でない限り、地文・人文・天文と本卦の4組だけで事たりる。実際に立筮してみると、卦面全体に一貫したムードのようなものがあらわれるので、総合的に観ていけば誤ることはない。
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