エンド巾120mmなのに135mmのカプレオを取付けられるか
タイレルIVEはフロント53T、リアは11-30Tである。
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最初はフロントダブル化を考えたのだけど構造上どう考えても不可能だった。 ところが、 やはりカセットをカプレオ(9-26T)に取り換えるしかない。 でも、一番の問題はカプレオのエンド巾135mmに対してIVEは120mmしかない事だ。ぼくは心の底でタイレル社を罵倒した。 拡張性ゼロではないか!
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ところが、やればなんとかなるのですね。 ぼくはケチで心の狭いリアルなオジサンだから詳しいことは教えないけど、カプレオのハブはスペーサーを抜くだけで123mmまで短くできるのだ。 まったくナーンダって話だよ。
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嬉しいことにディレーラーもシフターもそのままで使えた。 今回の改造は、もとのカセットが9段で、カプレオも9段。シフターも9段用だからうまくいったのかしら。 たぶん、ディレーラーのSORAのキャパシティが37もあって可動域がすんげぇ広いのが良かったと思う。 手で持って動かしてみるとその追随性の高さがわかる。 チェーンだけは2山分短くした。 トップ11→9になったからチェーンもその分抜いたほうがいいだろうと思ったからだ。( しばらく経って冷静に考えてみたらチェーンがスプロケットにかかっているのは半分だから1山だけでよかったかも) でも ほかは何の調整も交換もしなくてOKだった。 かかったコストは完組ホィール2万円と送料数百円、あとは工具代くらい。 お店の人の見積りの半分だ。 計算ではリア10Tで 7.1m進むはず。
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はい。ではどうやって123mmのハブを120mmのエンドに入れたのか? シャフトを両側からナットで固定する場合、エンドの厚さはあまり必要なくって、強度的にはたぶん4mmくらいあればいいんだけど、クィックの場合はシャフトのネジがエンドの外側に出ないようにする必要があって、そのためにエンドがずいぶん厚くできている。 ウソだと思ったら自転車屋さんに行って見てごらん。10mmくらいあるから。 タイレルIVEはじつに感心なことに、スィングアームに形成された鉄製エンドに、さらに厚さを増すためのアルミ製のプレートが取り付けられている。 きわめて丁寧な作り込みだ。エライぞタイレル社。(ホントはアイブエモーション) 思ったよりもカンタンにできるから、カプレオ化を考えている人はオソレずにやってみるといいね。 |
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大観峰を26.1km走ってみたら 平均速度20.5kmだった。最高速度は49kmである。 巡航速が上がって惰性が効きだしたので登り坂が半分になったような印象を受けた。小さな丘ならトップで登ってしまう。 下りは常にトップギアの9Tに入れてる感じだ。スピードを落とさずにどんどん走れる。 |