一番上のオリジナルナイフと同じ熊本県の野鍛冶さんに作ってもらいました。注文は「親指くらいの枝が飛ばせる藪払い」です。安来鋼青紙を使っているので粘りがあり、安心して使えます。アブないので先は尖らしていません。 |
釣りやキャンプで使うナイフがいつの間にか、たまってしまいました。マニアというほどではありませんが、元は鉄工所経営者なので、火造りや焼き入れくらいは自分でできます。自作の刃物に焼き入れするときは、身近にあるSS41鉄板のカドに打ち付けて出来具合をみていました。鉄を切るタガネ並みの硬度が目標です。いくら刃先の角度が鋭いとはいえ、クギが連続して10本くらい切れなければ、それは市販のタガネ以下です。 |
カスタム工房の作品。新潟工業試験場でテスト生産された炭素含有量3%の粉末ハイスをステンのダマスカスで挟みこんでいます。炭素が0.5%もあれば刃物鋼ですから、その硬さは推して知るべし。触れる物すべてを抵抗なく切ってしまいます。RC硬度もたぶん60台後半で実用世界一でしょう。刃長6cmと使いよい長さですが、あまりに硬いので自分で研ぐのはツライです。キャンプでも食材以外は切らないようにしています。 |
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カミソリのように薄刃なので切れ味はそこそこですが、サビやすく、いくら鼻のアブラで磨いてもサビは永久にとれません。輸入経費や関税を考えれば、現地の問屋価格はたぶん400円くらいのオモチャナイフでしょう。この鋼の刃付け角は砥石面に対して15度が限度ですね。刃持ちは良くないです。雨に濡れると、木のハンドルが水を吸って刃が出なくなります。 | |
世界的に評価の高いホールディングナイフ、BUCKの#110。力をいれやすく、さすがによく切れます。このナイフは刃長8.5cmしかないわりに、登山ナイフのように大柄なのであまり気に入っていません。木材ならノコギリか鉈で切るべきで、通常のキャンプでこのサイズのナイフは必要ありません。基本的にばかでかアメリカ人のナイフだと思います。 |
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こちらもバック。ハンドルがプラスチックで軽いので、キーホルダーにしています。小さいくせに3500円もしました。刃は腰を盗んでいるので研ぎやすいですが、大きなサカナを絞めるほどのパワーはありません。開閉はすごくスムースで、お尻のロックを押さえながら振れば片手でオープンできます。真空パックを開けたり、ヒモを切ったりと日常使いに便利です。 | |
渓流釣りにぴったりの大きさ。赤いボディが目立ってなかなかヨイですね。刃は意外なほどの剛性があって、30cmクラスのヤマメまでラクに処理できます。小刃は閉じてしまったガン玉を開けるのにちょうどいいですよ。うしろの、マルチの方は重いので持って歩けません。どうせならオーダーでパーツを組み合わせてくれればいいのに。ヤスリみたいに、使えばヘタる消耗品なんか要りませんもの。 | |
ちょっと大きめ刃長8cmのビクトリノックス。でかいワリに軽くて、グリップも持ちやすいですね。スライドロックが珍しいです。しかしまだまだまだ市場調査不足。絶対に誰も使わないリーマ(革ヒモ通しつき)や、行方不明必至の爪楊枝なんてパーツがついています。これをペンチにしてくれれば喜ぶ人が多いと思いますよ。 | |
ハンドメイドのピューマ。スーパーキーンカッティングスチールと書いてあります。もう30年ちかく使っていますが、とにかく硬い刃でオイルストーンで研ぐのにも一苦労します。買ったときに聞いた話では、ヘンケルの4ツ子マークに相当する品質とのことでした。 ヘンケルの人形1個はオコサマ向けの入門品。双子マークは家庭用の普及品。三つ子は高級品。四つ子はめったに見れない超高級品。店頭に並ぶことはまれで、頼むと店の奥から大事そうに持ってきてくれます。そして五つ子はミュージアムグレードのコレクションアイテム。 |
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珍しいフィンランド製のフィッシュナイフです。いい鍛造ナイフを作れる国ですが、これはステンレス製。たぶんバイスに挟んで曲げればクニャリでしょう。木製のホルスターがついています。 | |
LEXON ハンドルはアルミ板をプレスで打ち抜いただけのチープな作り。バリが残っています。ブレードのロックもありません。なのにこの美しさはどうでしょう!デザインとはかくあるべしという見本です。 | |
京都菊一文字の肥後守。”本刃付け”・”割り込み”と書いてありますが、ブレードの背には、はっきりとプレスの打ち抜き痕が!できあいの利器材を使っている疑い濃厚ですが、銀紙使用で切れ味は驚くほど鋭く、使い込んでヘタっても自分で元の鋭さに戻す自信はありません。高い肥後守は青紙を使っていますが、焼き入れの温度さえ合っていれば、銀紙の方が硬く上がるはずです。 | |
あのガーバーが、ワンハンドでシースから抜けるギミックナイフを作っていました。たぶんダイバー用だと思いますが、フローティングにはなっていません。目立つカラーリングなのでアウトドアで失くしにくいと思って購入しました。ハンドルが薄く短くて持ちにくいです。切れ味はとてもガーバーは思えないほどダメです。定価6,000円の価値はありません。 | |
サザエを捕りにコンブの林に潜るときに持って行ってました。これさえあれば巻き付かれても大丈夫。刃は異常なまでにシャープで、鉛筆を削ろうとしたらスパンと飛んでしまいました。何本切れるかと試してみたら、握った鉛筆5本が一瞬で10本になりました。この切れ味でメリケンつき。でも無敵の気分にはなれません。身が薄すぎるのです。 |