カナリア諸島 テネリフェのカーニバルを見てきた
ウニ!!
撮影にはCONTAXの一眼レフを持って行った。当時最新のポルシェデザインRX+バリオゾナー+グリップ式ストロボの組み合わせだ。スペック的には最強だと思ったけど、F値が暗いため晴天でもスプリットサークルが真っ黒になってピント合わせが出来なかった。おまけに自動露出は一枚ずつ交互にオーバーとアンダーを繰り返す始末。CONTAXはT、RTS、G1など6台使ったけど、うち3台に露出不良があって修理に出した。

以下、すべてコンタックス。フィルムはEPP。
コンパクトカメラのいいところは、相手が身構えないので自然な写真が撮れること。
中型一眼レフのいいところは、撮られたがっている人がニッコリ目線をくれること。
カナリアス
カーニバルとはどんたくのことだった。地域や職場からパレードチームが出てきて、ダンスや奇抜な衣装を競い合う。学芸会レベルから、やたらダンスの上手なチームまで、コスチュームはすべて手作りだ。

コンテストは夕方から始まり夜10時に終わる。メイン会場には有料の見物席が用意されていた。

   
パレードは果てしなく続くが、背後の飾りは柱で支えてあるから、いくら重くても大丈夫だ。スカートの中にはだれかエンジン係が入って、人力で押してるんだろうか。
   

カーニバルは夜のお祭りだ。みんな女装が好きらしく、昼間でもカメラを向けるとセクシーポーズをしてくれる。

   

幕開けのステージではオーケストラがマイク・オールドフィールドのチューブラーベルスを演奏している。

   
1kmもあるメインストリートを体力勝負のダンスで通り抜ける。衣装に凝ってないチームほどサルサが上手。異次元のステップだ。たぶん日本の芸能人クラスではだれもかなわないと思うよ。
   
夜店のテキヤさんはオメンを売っていた。うしろには悪魔が普通に歩いている。
   
一年間かけて準備した衣装。生活のすべてをこの日のために凝縮して発散する。
   
街はドンチャン騒ぎ
あちこちに巨大スピーカーがあり、その前に立つと、手にしたコップがビリビリと振動する。
   
カメラを向けたら、お巡りさんたちが逮捕劇を演じてくれた。ピンクの男はジュードーで投げ倒され、本物の手錠をかけられた。
   
キャンディをバラ撒く山車(ダシ)は大人気。カルナバル=謝肉祭だけにステーキを奉仕するフロートもあった。ちなみにカルネとはお肉のことだ。
   
すべて作りつけの小林幸子状態
   
コンテストは真剣勝負の場。レイナもスタッフも緊張している。重い衣装でウォーキングするためウエイトトレーニングは欠かせない。

祭りの後の寂しさは〜〜